月暦 · 4月
4月の月 4月
4月は、夜が目に見えて後退していく月です。夕暮れは伸び、空気はやわらぎ、月は花開いていく世界の上に昇ります。農事暦は、この月の満月を「ピンクムーン」と呼びます。月そのものの色ではなく、早春の地面を覆うピンク色のフロックスの花にちなんだ名前です。何もかもが思っていたより早く育っていく、勢いの月です。
月暦のポイント
- 伝統的な満月の名前
- ピンクムーン:農事暦において早春に咲くモスフロックス(ピンク色の花)にちなむ名前。月の色ではない
- 季節
- 春が定着する時期(北半球)、夕暮れが急速に伸びていく
- 今月のキーワード
- 勢い
4月はどんな月の気配がする?
4月になると、月を眺めることはふたたび屋外の楽しみになります。夕暮れは外にとどまれるほどやわらかくなり、日が暮れる時刻はどんどん遅くなり、満月の出は夕食の時間帯へと近づいていきます。舞台も変わります。もう裸の枝の上ではなく、花を咲かせた木々の上に昇り、その光は最初の若葉の隙間から差し込むようになります。
天気という意味では、移ろいやすい月でもあります。にわか雨、洗われた空、劇的な晴れ間。ふたつの雨のあいだ、洗われた空気は驚くほど澄んだ夜をもたらします。4月のもっとも美しい月は、しばしば雨上がりに現れます。
ピンクムーンは本当にピンク色なの?
いいえ、それがこの名前のすべての物語です。北米の農事暦において、4月の満月はモスフロックスという小さな鮮やかなピンク色の花に由来します。早春の地面を覆うこの花こそが、4月にピンク色に染まるのは空ではなく大地なのです。
月そのものが、月の出や月の入りのときに暖かい色合いを帯びることはあります。地平線をかすめて進むあいだ、その光は大気の厚みを横切り、青い光がこし取られてオレンジ色の光が通り抜けるためです。金色、銅色、時には赤みがかった色になることはあっても、キャンディのようなピンク色になることは決してありません。この名前は季節の絵葉書であって、月の描写ではないのです。
この月にふさわしい、やさしい習慣は?
4月は、儀式を屋外に持ち出すよう誘ってくれます。今年最初の屋外での食事を、月が満ちていく夕方に合わせて設定すれば、どんな暦よりも季節の移り変わりを肌で実感できるはずです。伝統では、この月の満ち欠けは新たな始まりと結びついています。冬のあいだ後回しにしていた計画を、ほんの小さな一角からでも開いてみるのにふさわしい月です。
空を眺めるなら、夕暮れの時間を計ってみるのも楽しいものです。日没の時刻と、最初の星が見える瞬間を書き留めてみましょう。4月はその間隔が週ごとに劇的に広がっていき、月は移ろい続ける空のなかで、変わらない目印になってくれます。
庭仕事はどうする?
4月は、最後の霜に目を配りながら、ほとんどすべてのものを植え、植え替える時期です。4月の庭仕事カレンダーでは、月の動きに沿った作業日をご案内します。
4月の月相(正確な日付)
暦から算出した日時を東京時間で示し、毎晩計算しなおしています。満月・新月カレンダーで一覧を確認できます。
よくある質問
- なぜ4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれるのですか?
- 北米の早春に地面を覆う、ピンク色の花モスフロックスにちなんでいます。農事暦はこの季節の目印を受け継ぎました。この名前が語っているのは、花開く大地であって、月の色ではありません。
- なぜ月の出のとき、月はとても大きく見えるのですか?
- これは「月の錯視」と呼ばれる現象です。地平線に近いとき、脳は月を木々や屋根といった地上の物と比べてしまい、巨大に感じてしまうのです。写真に撮って測ってみると、天頂にあるときと同じ見かけの大きさであることがわかります。これは純粋に知覚上の効果であり、古代から人々を魅了してきました。
- 4月の満月はいつですか?
- 約29.5日という月の満ち欠けの周期は暦の月とは一致しないため、日付は毎年ずれていきます。今の月齢に対応する正確な日付はこのページの上部で、次の満月ページではそのカウントダウンをご確認いただけます。