月暦 · 7月
7月の月 7月
7月、月は一年でもっとも短い夜を渡っていきます。その満月は「バックムーン」と呼ばれます。北米の暦から受け継いだ名前で、雄鹿の角がもっとも速く生え変わる時期を指しています。地平線近くに低く、しばしば黄金色に染まるこの月は、夜更かしに勇気などいらない夏の夕暮れのやわらかさのなかで、苦もなく眺めることができます。
月暦のポイント
- 伝統的な満月の名前
- バックムーン
- 名前の由来
- この夏の時期、雄鹿の角がもっとも速いスピードで生え変わる
- 季節
- 夏の真ん中、一年でもっとも夜が短い時期
- 空の見どころ
- 地平線近くに低い満月。昇るときはしばしば黄金色に染まる
- 今月のキーワード
- 勢い
7月の月の気配
7月は一年でもっとも短い夜をもたらします。空が完全に暗くなるのは遅い時間になってからで、夜明けはすぐに戻ってきます。ここで月は、独特の魅力を帯びるようになります。満月はつねに太陽の真向かいに位置するため、夏になると、冬に太陽がたどっていた低い軌道をそのまま借りることになり、地平線に沿って大きく黄金色に滑っていくのです。
この大きさの印象は、実は詳しく研究されている錯覚から生まれています。地平線に近いとき、目は月の円盤を木々や屋根と比べてしまい、脳がそれを大きく見せるのです。写真に撮れば、いつもと変わらない大きさで写ります。とはいえ、そのことがこの光景の素晴らしさを損なうわけではありません。ただ、驚きもまた、見る側のまなざしのなかでつくられるということを教えてくれるだけです。
なぜ「バックムーン」と呼ばれるの?
この名前は、20世紀初頭にアルゴンキン族から受け継いだ一連の名前を広めた、北米の農事暦に由来します。7月は、冬の終わりに落ちた雄鹿の角が、なめらかな皮に包まれながら驚くべき速さで再生する時期です。一日に1センチメートル以上伸びることもあり、動物界でもっとも速い成長のひとつとされています。
同じ月については、ほかの名前も伝わっています。夏の一日の終わりに転がり込む嵐にちなむ「サンダームーン」や、ヨーロッパの農村で干し草づくりの真っただ中を指す「ヘイムーン」です。それぞれの文化が、窓の外に見える風景そのままに満月を名付けてきました。これらの古い暦の美しさは、まさにそこにあります。
7月のやさしい習慣
7月は、この上なくシンプルな瞑想へと誘ってくれます。バルコニーやビーチ、あるいは草原から、大気の厚みのせいでまだ黄金色に染まっている満月が、夕暮れに昇る様子を眺めることです。夕方は外にとどまれるほどやわらかく、低く昇る月は、前景に何かを配した美しい写真にぴったりです。
月の日記をつけているなら、短い夜が睡眠やエネルギーにどんな影響を与えているか書き留めてみましょう。伝統では、雄鹿の角が生え変わるように、この月は勢いと結びついています。7月の新月は、一年の後半の始まりを象徴的に刻むのにふさわしい時期です。
庭仕事はどうする?
庭では、7月は収穫し、夕方に水をやり、すでに秋野菜の種をまく時期です。日ごとの作業は7月の月の庭仕事カレンダーでご確認いただけます。
7月の月相(正確な日付)
暦から算出した日時を東京時間で示し、毎晩計算しなおしています。満月・新月カレンダーで一覧を確認できます。
よくある質問
- 7月の満月はいつですか?
- 月の満ち欠けの周期は約29.5日で暦の月とは一致しないため、日付は毎年変わります。今年の正確な月齢はこのページに表示され、満月カレンダーでは全体の見通しをご覧いただけます。
- なぜ7月の満月はとても大きく見えるのですか?
- 地平線近くで眺めることが多く、月の錯視がもっとも強く働くためです。脳は月の円盤を風景の目印と比べて大きく感じさせます。年によっては、月が地球にもっとも近づく軌道上の位置と重なる「スーパームーン」にあたることもあります。