月暦 · 2月
2月の月 2月
2月は静かな転換の月です。日はめざましく長くなり、光が戻ってくる一方で、寒さはまだ居座っています。農事暦では、この月の満月を「スノームーン」と呼び、一年でもっとも雪の多い時期を記念しています。また、暦のなかで唯一、年によっては満月をまったく含まないほど短い月でもあります。冬と約束のあいだに漂う、忍耐の月です。
月暦のポイント
- 伝統的な満月の名前
- スノームーン:農事暦のなかで一年でもっとも雪の多い月。「ハンガームーン」と呼ぶ伝統もある
- 季節
- 冬の終わり(北半球)、日がめざましく長くなっていく時期
- 今月のキーワード
- 忍耐
- 豆知識
- 月の満ち欠けの周期より短いため、満月をまったく含まずに過ぎることがある唯一の月
2月はどんな月の気配がする?
2月に入ると、気づかぬうちに何かが変わっています。1月なら暗くなっていた時刻に、まだ日が差しているのです。光は一日の両端で戻ってきて、月は冬と何かのあいだで揺れる夕暮れに昇ります。寒さはといえば、しばしばこの月にピークを迎えます。2月の乾いた澄んだ空気は、一年でもっとも美しい星空観察の夜をもたらしてくれます。
静かな対比が重なる月でもあります。満月は真冬と変わらぬ高さまで昇る一方で、西の空にはより長く淡い光の帯が残るようになります。2月に月を眺めることは、後退していく夜と、なおも居座る寒さとの綱引きを見守ることでもあります。
なぜ「スノームーン」と呼ばれるの?
北米の農事暦において、2月は統計的にもっとも雪の多い月です。この月を照らす満月は、その素直な特徴からそのまま名付けられました。もっと厳しい別の伝統では「ハンガームーン(飢えの月)」と呼ばれることもありました。冬の終わりには蓄えが乏しくなり、深い雪のなかでの狩りも困難になっていたためです。
ふたつの名前は、同じ時期をふたつの異なる窓から見つめた物語です。外に広がるのは、月に照らされた白い風景の美しさ。内にあるのは、空になっていく食料庫と雪解けを待つ時間。2月はいつの時代も、歯を食いしばって耐え抜く月でした。
この月にふさわしい、やさしい習慣は?
2月は節目の儀式によく似合う月です。伝統では、聖燭祭から火の祭りにいたるまで、この時期に光の戻りを祝ってきました。夕暮れにろうそくを灯し、日が暮れる時刻を週ごとに書き留めるだけで、季節の移り変わりが目に見えるかたちになります。
1月から月の日記をつけているなら、この月こそ続けてよかったと感じられるはずです。最初の周期のメモを読み返してから、二巡目を始めてみましょう。晴れた夜には十分ほど外に出て、裸の枝々のあいだに浮かぶ月を眺めてみてください。この風景は、春が来ると消えてしまいます。
庭仕事はどうする?
屋根の下では、土がまだ眠っているうちから2月に最初の種まきが始まります。2月の庭仕事カレンダーで、何をいつ蒔けばよいかをご確認ください。
2月の月相(正確な日付)
暦から算出した日時を東京時間で示し、毎晩計算しなおしています。満月・新月カレンダーで一覧を確認できます。
よくある質問
- 2月には本当に満月がまったくない年もあるのですか?
- はい、これが起こりうるのは2月だけです。月の満ち欠けの周期は約29.5日で、2月よりも長いためです。1月の終わりぎりぎりに満月が来ると、次の満月は3月の初めにずれ込み、2月はその番を飛ばしてしまいます。珍しいことですが、実際に起こります。
- なぜ2月の満月は「スノームーン」と呼ばれるのですか?
- この名前を付けた地域において、2月がもっとも雪の多い月だったためです。北米の農事暦はこの素直な名前を受け継ぎ、より古い伝統では、蓄えが底をつく時期という意味で「ハンガームーン」とも呼ばれていました。
- 2月の満月はいつですか?
- 月の満ち欠けの周期は暦の月とぴったり一致しないため、毎年異なる日付になります。今の月齢に対応する正確な日付はこのページの上部で、カウントダウンは次の満月ページでご確認いただけます。