月暦 · 1月

1月の月 1月

1月は、月がいちばん輝く舞台です。一年でもっとも長い夜、寒さが深まるほど澄んでいく空、そして冬の低い太陽の真向かいで高く昇る満月。この満月は昔から「ウルフムーン」と呼ばれてきました。静けさと内省の月、空を見上げる習慣を始める(あるいは取り戻す)のにぴったりの時期です。

月暦のポイント

伝統的な満月の名前
ウルフムーン:真冬の夜に遠くまで響いた遠吠えから、アメリカの農事暦が定めた名前
季節
冬の真ん中(北半球)、一年でもっとも夜が長い時期
今月のキーワード
内省
見どころ
満月が夏の太陽の位置に代わって、空高くまで昇る

1月はどんな月の気配がする?

1月は、月がいちばん美しく見える月です。夜は一年でもっとも長く、冷たい空気は乾いて澄み渡り、満月は空の高いところまで昇っていきます。太陽の真向かいに位置するぶん、夏に太陽が占めていた場所を冬には月が引き継ぐのです。その光は遠くまで届き、雪が反射する夜はことさら明るく感じられます。

また1月は、月が夜更けの時間に寄り添ってくれる月でもあります。満月の前後は夕方早くに昇り、みんなが眠っているあいだに空を渡り、朝になっても青い空にうっすらと残っていることがあります。月の満ち欠けを見分ける練習を始めたいなら、1月はまたとない出発点です。空がたっぷり時間を与えてくれます。

なぜ「ウルフムーン」と呼ばれるの?

この名前は、先住民の伝統やヨーロッパの農民文化から借りた満月の名前を広めた、北米の農事暦に由来します。真冬、静まり返った夜に狼の遠吠えが遠くまで響き渡ったことから、1月の満月は「狼の月」になりました。

科学が語る物語は少し違いますが、それもまた美しい話です。狼は月に向かって遠吠えするわけではなく、仲間と語り合うために吠えます。冬は縄張りと繁殖の季節にあたるため、遠吠えの回数が増えるのです。冷たい空気に包まれた長い夜、音はよく響きます。この名前が語っているのは月そのものというより、狼の声が聞こえてくるほど深い、1月の静けさなのです。

この月にふさわしい、やさしい習慣は?

1月は内省へと誘う月ですが、憂うつな冬眠に沈み込む月ではありません。静かな始まりの月です。月の満ち欠けごとに、そのときのエネルギーや気分をひとこと書き留める月の日記を始めてみてもいいでしょう。周期を重ねるうちに、何かパターンが見えてくるかもしれませんし、見えてこないかもしれません。それこそがこの習慣の醍醐味です。

空を眺めるなら、夕方早くに昇る満月を狙うのがおすすめです。冬は日が早く暮れるぶん、この光景は寒がりな人でも窓辺から気軽に楽しめます。伝統では、この月は物事を整理し、静かに意図を定める時期とされてきました。ろうそくをひとつ灯し、思いを一行書くだけで、もう立派な儀式です。

庭仕事はどうする?

1月は休息と計画の月です。霜のない日を選んで剪定し、種まきの計画は紙の上で夢見るように立てておきましょう。1月の庭仕事カレンダーでは、日ごとの作業を詳しくご紹介しています。

1月の月相(正確な日付)

暦から算出した日時を東京時間で示し、毎晩計算しなおしています。満月・新月カレンダーで一覧を確認できます。

よくある質問

なぜ1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれるのですか?
真冬の静まり返った夜には、狼の遠吠えが遠くまで響きます。とりわけこの季節は縄張りと繁殖の時期にあたり、遠吠えが増えることも関係しています。北米の農事暦がこの名前を定着させ、数ある満月の名前のなかでもっともよく知られるようになりました。
1月の満月はいつですか?
日付は毎年変わります。月の満ち欠けの周期は約29.5日で、暦とはぴったり一致しないためです。今の月齢に対応する正確な日付はこのページの上部でご確認いただけます。次の満月ページでは、そのカウントダウンもご覧いただけます。
なぜ冬の満月は空高くに昇るのですか?
満月は太陽の真向かいに位置するためです。冬は太陽が地平線近くを低く進むぶん、月がその代わりに、夏に太陽が占めていた高い位置を昇っていきます。逆に6月は、満月が低い位置にとどまります。

出典

  • 伝統的な農事暦(満月の呼び名)
  • マリア・トゥーン著『バイオダイナミック農事暦』