パワーストーン・石のポートレート
水晶(クリアクォーツ)
水晶は無色透明を帯びたパワーストーンです。伝承では集中、活力、直感と結びつけられてきました。
まず知っておきたいこと
- 鉱物ファミリー
- 石英
- 化学組成
- SiO₂
- 結晶系
- 三方晶系
- 硬度(モース)
- 7
- 色
- 無色透明
- チャクラ
- すべて
- 元素
- すべて
- 星座
- すべて
水晶、伝承から読み解く
水晶は、明晰さと意図の石です。伝承では、自分の中にあるものを増幅させる存在とされ、澄んだ気配で心を整え、物事をよりはっきりと見せてくれると言われています。透明な輝きは、もやが晴れた心、波立たない水面にくっきりと映る姿を思わせます。祭壇やクリスタルグリッドに置いたり、身につけたりして、育てたい思いを言葉にするときに瞑想の中で手に取ってみてください。シンプルな意図をひとつ託して、気が散ってしまったときに自分の中心へと連れ戻してもらいましょう。
アファメーション「意図をはっきりさせ、中心にとどまります。」
鉱物としての水晶
石英は地殻でもっともありふれた鉱物のひとつで、水晶(クリアクォーツ)はその不純物のない姿です。二酸化ケイ素が時間をかけて六角柱に成長し、先端が尖った形にまとまります。白く濁って見えるものは、水や気体の顕微鏡的な包有物が光を散らしているためです。
産地はほぼ世界中です。何世紀にもわたって水晶掘りが岩の割れ目から採ってきたアルプス、そしてブラジル、マダガスカル、アメリカのアーカンソー州。日本では山梨県が名高く、金峰山一帯で採れた水晶をもとに江戸時代から研磨の技が育ち、甲州水晶貴石細工として今日まで受け継がれています(原石そのものは掘り尽くされ、いまは輸入原石が使われます)。
水晶の歴史と言い伝え
krustallos はギリシア語で「氷」を意味します。大プリニウスは、水晶とは山の寒さのなかで固く凍りすぎて二度と溶けなくなった氷なのだと書きました。美しい誤りで、「クリスタル」という言葉そのものがここから生まれています。
ジョージ・クンツは1913年、水晶球で未来を読む術について何ページも費やしました。歴史の皮肉というべきか、科学のほうも水晶に「振動」を見つけます。1880年にキュリー兄弟が発見した圧電効果です。クォーツ時計を動かしているのは、まさにこの性質です。
水晶の使い方
瞑想、祭壇、クリスタルグリッド、アクセサリー。
浄化
流水、お香で燻す、音。
チャージ(浄化後の充填)
穏やかな月光や日光、クラスターのそばに置く。意図を込める。
よくある質問
- 水晶を日光にあててもいいですか。
- 色が褪せる心配はありません。ただし球体や透明な丸玉は、レンズのように光を集めて後ろのものを焦がすことがあります。日光でチャージしたい場合も、窓越しの強い光のなかに置きっぱなしにするのは避けてください。
- 水晶はほかの石を引き立てると聞きました。
- 伝承ではそのように語られてきました。クラスターの上でほかの石を休ませたり、組み合わせの中心に据えたりするのは、そこから来ています。何より、そこに置くという行為そのものが、あなたの意図をかたちにします。
- クラスター、ポイント、丸玉。どれを選べばいいですか。
- 用途で選ぶのがいちばんです。クラスターはほかの石を休ませる場所、ポイントは向きをつくる象徴、丸玉は眺めるための静かな存在。伝承に優劣はありません。手にしっくりくるものを選んでください。
- 白く濁った水晶は品質が劣るのですか。
- いいえ。濁りは水や気体の包有物によるもので、石の性質が変わるわけではありません。透明度は宝飾の価値基準であって、伝承の価値基準ではありません。