パワーストーン・石のポートレート
クリソプレーズ
クリソプレーズはリンゴ色の緑を帯びたパワーストーンです。伝承ではセルフラブ、前向きさ、手放しと結びつけられてきました。
まず知っておきたいこと
- 鉱物ファミリー
- 玉髄
- 化学組成
- SiO₂ (Niを含む)
- 結晶系
- 三方晶系
- 硬度(モース)
- 6.5〜7
- 色
- リンゴ色の緑
- チャクラ
- ハート
- 元素
- 地/水
- 星座
- 牡牛座
クリソプレーズ、伝承から読み解く
クリソプレーズは、春の若葉のように瑞々しいリンゴ色の緑をまとっています。伝承では、自分自身への優しさ、楽観、そしてひとつの章を閉じて新しい始まりに心を開きたいという願いと結びつけられてきました。明るく生き生きとしたその色合いは、すべてがそっとまた始まっていく、芽吹きの瞬間を思わせます。アクセサリーとして身につけたり、瞑想のときに胸の上に置いたりしてみてください。重く感じていたものを手放し、自分にもっとやさしくしていい、そう感じたときに迎えてみましょう。
アファメーション「新しい始まりに心を開きます。」
鉱物としてのクリソプレーズ(緑玉髄)
クリソプレーズは玉髄、つまり微細な結晶からなる石英です。特別なのは色のつくり方で、緑をもたらしているのはニッケルです。クロムが緑をつくるエメラルドとは、ここが根本的にちがいます。ニッケルを含む鉱物が風化した場所に生まれるため、産出は限られます。モース硬度は6.5から7です。
名前はギリシア語の khrusos(金)と prason(ねぎ)から。産地はポーランドのシュクラリ、オーストラリア、タンザニアが知られます。色はケイ酸のなかに保たれた水にも左右されるため、乾くと緑が薄くなります。この石のいちばん大事な性質です。
クリソプレーズの歴史と言い伝え
古代から知られた石で、ローマの装身具にも用いられました。14世紀、カレル4世のもとで整えられたプラハの聖ヴァーツラフ礼拝堂は、アメジストや碧玉と並んでクリソプレーズで壁面を埋めています。
とくに名高いのは18世紀のプロイセンです。フリードリヒ2世はこの石を好み、当時プロイセン領だったシレジアのシュクラリの鉱床から採ったクリソプレーズで、ポツダムのサンスーシ宮殿を飾らせました。
りんごのような緑という珍しい色のために、この石は長く「ひかえめなエメラルド」の位置に置かれてきました。現代のリソセラピーが心臓のチャクラに配するのも、その色からです。色の言語がそのまま象徴になった、わかりやすい例といえます。
クリソプレーズの使い方
アクセサリー、ハートの上での瞑想に。
浄化
流水、お香で燻す、音。
チャージ(浄化後の充填)
月光。意図を込める。
よくある質問
- クリソプレーズは日光で色が褪せますか。
- はい。これはこの石でもっともよく知られた性質です。色はニッケルだけでなく、ケイ酸のなかに保たれた水にも左右されます。熱と直射日光は石を乾かし、緑を鈍らせます。日向を避けること、それがこの石に必要なほぼ唯一の世話です。
- 本物かどうか、どう見分けますか。
- 均一すぎる緑が安く売られていたら疑ってください。染色した瑪瑙が多く出回っています。天然のクリソプレーズには色のわずかな濃淡があり、染料は割れ目に濃くたまるのでルーペで見分けられます。迷ったら産地を尋ねてください。オーストラリアとポーランドが定番です。
- 水に濡らしても大丈夫ですか。
- さっと流す程度なら問題ありません。むしろ乾燥のほうが色にとっての敵です。長期間、乾いた暑い場所に置きっぱなしにしないでください。
- クリソプレーズの石言葉は何ですか。
- 心のやわらぎ、赦し、そして新しい季節の始まり。この石に語り継がれてきたのは、そういう言葉です。春の芽のような色をした石です。