パワーストーン・石のポートレート
レッドジャスパー(赤碧玉)
レッドジャスパーはレンガ色の赤を帯びたパワーストーンです。伝承ではグラウンディング、活力、自信と結びつけられてきました。
まず知っておきたいこと
- 鉱物ファミリー
- 玉髄(碧玉)
- 化学組成
- SiO₂
- 結晶系
- 三方晶系
- 硬度(モース)
- 6.5〜7
- 色
- レンガ色の赤
- チャクラ
- ルート
- 元素
- 地
- 星座
- 牡羊座
レッドジャスパー、伝承から読み解く
レッドジャスパーは、大地と粘り強さを象徴する石です。伝承では、グラウンディング、静かな勇気、そして疲弊することなく長く続く力と結びつけられてきました。レンガのような色合いは、大地や、一歩ずつ積み上げていく確かなものを思わせます。忙しい時期にはポケットに忍ばせて、自分は揺るがず前に進んでいるのだという合図として身につけてみてください。何かを始める前にしっかりと根を張った感覚を得たいときは、手のひらでぎゅっと握ってみましょう。
アファメーション「私は揺るがず、粘り強くあります。」
鉱物としてのレッドジャスパー(赤碧玉)
ジャスパー(碧玉)は微細な結晶からなる石英です。水晶と同じケイ酸ですが、粒があまりに細かく、肉眼では結晶が見えません。半透明の玉髄とちがうのは不純物の量で、質量の二割に達することもあります。だから完全に不透明なのです。レッドジャスパーの主役はヘマタイト、つまり酸化鉄。ベンガラを赤くし、火星を赤くしているのと同じ顔料です。
ケイ酸が巡ったところならどこにでもあり、ブラジル、インド、マダガスカル、南アフリカ、アメリカなどが産地です。緻密で硬く、粒が細かいので深い艶に磨けます。印章や玉、ビーズ、挽き物の材料として太古から使われてきたのは、そのためです。日本でも、出雲の花仙山で採れた碧玉は勾玉や管玉に加工され、玉造という地名そのものになりました。
レッドジャスパーの歴史と言い伝え
古代エジプトは、この石にもっとも荘厳な役目を与えました。イシスの結び目である護符「テト」は赤碧玉で作るのが理想とされ、ミイラの首に置かれました。『死者の書』第156章がそれを明記し、石を女神の血と結びつけて、死者を来世へ送り出す役目を託しています。
民間伝承はそのあとも続きます。ジョージ・フレデリック・クンツは『The Curious Lore of Precious Stones』(1913)で、4世紀には蛇の咬み傷よけに碧玉が身につけられたこと、いくつかの先住民の共同体が雨を呼ぶ石とみなしていたことを伝えています。同じひとつの赤い石に、幾世紀もの物語が重ねられてきました。
レッドジャスパーの使い方
スポーツ、日々の習慣、忙しい時期に。
浄化
流水、お香で燻す、音。
チャージ(浄化後の充填)
穏やかな日光、地面。意図を込める。
よくある質問
- レッドジャスパーとカーネリアンのちがいは何ですか。
- どちらも鉄で色づいた玉髄ですが、光にかざすとカーネリアンは透けて見え、レッドジャスパーはまったく透けません。色味も、ジャスパーはつや消しのレンガ色、カーネリアンは明るいオレンジに寄ります。
- 水や日光は平気ですか。
- どちらも大丈夫です。市場に出回る石のなかでもかなり丈夫な部類で、澄んだ水で洗い、日光でも月光でも好きなほうでチャージできます。酸化鉄の色は安定していて褪せません。
- 日本でも使われてきた石ですか。
- はい。碧玉は古代から勾玉や管玉の材料でした。島根の玉造では花仙山の碧玉や瑪瑙が採られ、その加工が地名になったほどです。赤い碧玉を手にするとき、そういう時間の層に触れていることになります。
- レッドジャスパーの石言葉は何ですか。
- 伝承では、足もとの安定、粘り強さ、そして体に戻ってくる感覚と結びつけられてきました。派手さのない石ですが、五千年ぶん重ねられた護符の記憶があります。