夢占い・夢の辞典
見知らぬ人の夢を見る あなたの記憶が組み立てた顔。
見知らぬ人の夢は、睡眠のもっともありふれた経験の一つです。夢の登場人物を数えた研究では、そのほぼ半数が夢を見た本人が誰だか分からない人物なのです。この夢は、その人物がどこかに実在することも、出会いが近づいていることも意味しません。脳は、これまでに出会ってきた何千もの顔から新しい顔を組み立てているのです。残された問いは、なぜその夜、その顔だったのかということです。
要点
- 頻度
- とてもよくある
- 夢のジャンル
- 出会い、夢の中の人物像
- 目覚めたときの典型的な感情
- 好奇心、時には落ち着かなさ
- キーワード
- 名前よりも役割
夢研究が語ること
研究者たちが何千もの夢の記録を分析すると、見知らぬ人は非常に大きな割合を占めています。集められた記録によっては、十人の登場人物のうち四人から五人が、夢を見た本人には特定できない人物なのです。夜、あなたの脳はキャスティング・ディレクターのように働きます。街中で、画面越しに、電車の中で、これまでの人生で数万もの顔を見てきており、その特徴を組み合わせて新しいエキストラを作り出しているのです。夢の中の見知らぬ人は、実在の人物であることはめったになく、むしろ一つの組み合わせなのです。
研究がもう一つ指摘しているのは、見知らぬ人はしばしば身近な人よりもはっきりとした役割を担うということです。裁く人、追いかける人、導く人、目撃する人。例えば、いくつかの記録によると、脅威の場面では見知らぬ男性が過剰に登場する傾向があります。まるで夢が、名前のない不安を具現化するために身元不明の顔を利用しているかのようです。反対に、道を示してくれたり物を手渡してくれたりする親切な見知らぬ人は、目覚めている生活の中でまだ位置づけられずにいる助けを凝縮していることがあります。
伝承がそこに読み取ってきたもの
おとぎ話や伝承のほとんどには、やって来る見知らぬ人の姿があります。知らないまま迎え入れる旅人、英雄を試す物乞い、変装した使者。見知らぬ人は、身近な輪の中では与えられないものをもたらす存在なのです。いくつかの宗教的伝統は、見知らぬ人や客人について独自の解釈を持っており、それぞれの枠組みに属するものとして、そのままにしておきましょう。
ユングに着想を得た読み解きは、また別のものを見出します。まだ自分の他の部分に紹介していない、あなた自身の一部が、まずは借り物の顔をしてその姿を見せているというのです。夢の中の見知らぬ人がどこかであなたを待っている運命の相手だという現代の俗説については、美しくはありますが根拠がありません。夢はあなたの記憶の中で作られるものであり、遠くにいる誰かを捉えることはできません。もしこの考えがあなたの心を動かすなら、注目に値するのはその考えが明らかにする欲望のほうです。
この夢があなたに問いかけていること
目覚めたら、その見知らぬ人が持たない名前のことは忘れて、代わりにその役割を書き留めましょう。あなたを裁いていましたか、追いかけていましたか、助けていましたか、見つめていましたか。そして、これらの問いを起点に書いてみてください。もしこの人物があなた自身の一部だとしたら、それはどの部分で、いつから待っているのでしょうか。その人物はあなたに何を求めていたのか、あるいは何を差し出してくれたのか、そしてそれはこの一週間のあなたの中の何を探しに来ているのでしょうか。もし一つだけ質問できるとしたら、何を尋ねたいですか。
よくある質問
- 一度も見たことのない顔を夢に見ることはできますか?
- はい、それどころかそれが普通です。脳は、あなたの人生の中で出会ってきた無数の顔の特徴を組み合わせて、新しい顔を作り出します。「夢に出てくるすべての顔は現実に見たことがある」という広く知られた考えは、夢に実際には持っていない写真のような忠実さを与えてしまいます。夢は組み立てるのであって、複製するのではないのです。
- 恋をしている見知らぬ人の夢は何を意味しますか?
- その人物がどこかであなたを待っているという意味ではありません。恋する見知らぬ人は、あなたが求めている絆の質感に、しばしば形を与えます。優しさ、賞賛、安心感、強さ。この人物にどんな特別なところがあったかを書き留めておきましょう。顔そのものよりも、その細部のほうが、あなたの今の欲望を語っているのです。
- 同じ見知らぬ人が何度も夢に出てくるのは普通ですか?
- はい、夢は劇団のように、同じエキストラを喜んで使い回します。繰り返し現れる見知らぬ人は、日記で追いかける価値があります。現れるたびにその役割を書き留めておきましょう。登場人物の正体そのものよりも、その役割の一貫性のほうが、結局は何かを描き出すことが多いのです。