ライダー・ウェイト・スミス
ライダー・ウェイト・スミスは、A・E・ウェイトが構想し、パメラ・コールマン・スミスが描き、一九〇九年にロンドンのライダー社から出版されたタロットデッキです。その大きな革新は、それまでのデッキが繰り返される象徴を並べるだけだったのに対し、五十六枚の小アルカナ全体が完全な場面として描かれていることです。英語圏タロットの支配的なモデルとなり、現代の多くのデッキに影響を与えました。
読み解きで変わること
その絵画的な小アルカナによって、このデッキはあなたに場面を差し出します。倒れたカップを前に泣く人物、庭を眺める別の人物。最初から何も暗記することなく、まるで小説の一場面に入るようにカードに入っていくことができます。だからこそ、タロットを始めるのに最もよく勧められるデッキなのです。
パメラ・コールマン・スミス、影の中の芸術家
長い間、このデッキはウェイトとライダー社の名前だけを冠していました。今日ではライダー・ウェイト・スミスと呼ばれ、パメラ・コールマン・スミスに彼女自身のものを返しています。七十八枚の図はすべて彼女の作品であり、小アルカナの場面が持つ力は、演劇とイラストレーションで培われた彼女の物語る筆致に大きく負っています。
出典
- , The Pictorial Key to the Tarot (1911)
- , Tarot for Your Self (1984)