用語集

昇る月

昇る月とは、月が黄道に沿ってその高度(赤緯)を上げながら、毎日少しずつ空の高い位置で昇るようになる、およそ十三日間の期間を指します。これは円盤の輝いた部分を表す満ちていく月とは異なる概念です。昇る月は高さについて、満ちていく月は光について語ります。園芸の伝統ではこれを、植物の地上部分へと樹液が昇っていくものとして読み解きます。

昇るは満ちるではない

これは最もよくある混同です。満ちる・欠けるは、新月から満月へ、また戻る二十九・五日の間の輝きを表します。昇る・降るはまったく別のことを表します。日ごとの月の空での高さで、これは約二十七・三日をかけて昇りまた降ります。二つの周期は重なり合いながらも一致しません。月は同じ晩に満ちていながら降っていることも十分にありえます。

園芸の伝統がそこに読み取るもの

月が昇るとき、樹液もそれとともに茎、葉、実へと昇るとされます。伝統はそこで、すぐに食べるものを収穫すること、果実を摘むこと、接ぎ木をすることを勧めます。それを規則としてではなく、庭への注意のリズムとして受け取ってください。戻って観察するための目印であり、あなたに代わって決めてしまう法則ではありません。

出典

  • Maria Thun, バイオダイナミック播種暦