占星術 · 十二宮

十二宮と星座 一年をひとつの円に変える輪。

このレッスンを終える頃には、十二宮の輪を読み解けるようになっています。360度の円を30度ずつ均等に十二分割し、一年をかけて太陽が描く見かけの軌道に重ねたもの。十二星座がどこから生まれたのか、なぜ星座と同じ名前を持ちながら星座そのものではないのか、そして「十三番目の星座」が話題になろうと、あなたの星座が一度も変わっていない理由がわかります。

要点まとめ

できるようになること
十二星座を輪の上に配置し、その由来を語れる
前提知識
なし(第1回です)
読了目安
4分
キーワード

輪とは、一年を十二に区切ったもの

出発点は、あなた自身でも確かめられる観察にあります。地球から見ると、太陽は毎年ほぼ同じ道筋を通って空を渡っているように見えます。いつも同じ一本の帯。この帯には名前があり、黄道と呼ばれます。占星術はこの黄道を360度の円と見なし、30度ずつ厳密に均等な十二の区画に分けました。それが星座(サイン)です。つまり十二宮とは、夜空で見つけるべき星のカタログではありません。円形のカレンダー、一年分の時計なのです。

円は牡羊座0度から始まり、それはちょうど3月の春分と重なります。北半球で昼と夜の長さが釣り合う瞬間です。そこから輪は回り続け、太陽は牡羊座から魚座まで、およそ一ヶ月にひとつの星座を進み、十二ヶ月後にまた出発点へ戻ってきます。「私は牡牛座です」と言うとき、あなたが本当に言っているのはただひとつ、「私が生まれた瞬間、太陽はこの輪の二番目の区画にいた」ということだけ。神秘的なことは何もなく、けれどもそれだけで十分に豊かな情報です。

十二星座はどこから来たのか

十二分割の起源は紀元前5世紀ごろのメソポタミアにさかのぼります。バビロニアの天文学者たちは、一年がおよそ十二回の月の満ち欠け、つまり春から次の春までの間に十二回の満月があることに気づきました。そこで太陽の通り道を十二の等しい区間に分け、当時、その場所から見て背後にあった星座の名を、それぞれの区間に与えたのです。

ギリシャ人たちはこの体系を受け継いで季節に結びつけ、今も使われている名前を残しました。ゾーディアコス・キュクロス、「小さな動物たちの輪」という意味です。それぞれの星座はイメージや動物、物語を受け継ぎましたが、その根本の定義はあくまで幾何学的なもの。30度、それ以上でも以下でもありません。この規則正しさこそが、十二宮を読みやすいものにしています。望遠鏡も晴れた夜空も必要ありません。カレンダーさえあれば輪がどこにあるかわかる。だからこそ何世紀にもわたって受け継がれてきたのです。

星座か、実在の星たちか。正直な答え

ここは多くの記事が誤って伝えがちな、しかし正しく押さえておく価値のある点です。実在の星座(コンステレーション)の大きさはとても不揃いで(乙女座は巨大、牡羊座は小さい)、地球の地軸はゆっくりと首振り運動をしています。約26,000年の周期で、これを「歳差運動」と呼びます。その結果、バビロニアの時代からほぼ一星座分、実在の星座は季節に対してずれてしまいました。「牡羊座」と呼ばれる区画は、もはや夜空の牡羊座(コンステレーション)とは重なっていないのです。

西洋占星術は古代からこのずれを承知しており、あえてひとつの選択をしました。星ではなく季節に基準を置くという選択です。これがトロピカル方式(熱帯式)と呼ばれる十二宮で、春分・秋分・夏至・冬至に固定されています。インド占星術はもうひとつの道、実在の星座に基準を置く道を選びました。サイデリアル方式(恒星式)で、それ自体の体系の中では完璧に一貫しています。二つの流儀があるだけで、どちらかが間違っているわけではありません。だからあなたのトロピカルな星座は一度も「変わって」いませんし、十三番目の星座が輪に割り込んでくることもありません。

今夜の実践

今夜、窓から太陽が沈む方角を眺めて、屋根や木、アンテナなど動かない目印と、正確な時刻を記録してみましょう。一、二週間後に同じ観察を繰り返します。沈む位置は地平線上でずれていて、時刻も変わっているはずです。この規則正しく、ゆっくりと、確実な移り変わりこそ、十二宮の輪が二十五世紀にわたって測り続けてきたもの。一年を通じた太陽の歩みです。

次回は、十二星座が火・地・風・水という四つの家族に分かれていくお話です。そこから、輪はいよいよ表情を持ち始めます。

よくある質問

蛇遣い座(へびつかい座)のせいで私の星座は変わったのですか?
いいえ、変わっていません。蛇遣い座は太陽の通り道が実際に横切っている星座ですが、占星術上の「サイン(星座)」ではありません。西洋占星術は季節に基準を置いており、季節そのものは動いていません。昨日まで蠍座だったなら、今日もまだ蠍座です。
なぜ輪は牡羊座から始まるのですか?
牡羊座0度がちょうど3月の春分と重なるからです。北半球で昼が夜に追いつく瞬間ですね。伝統的に、これがサイクルの自然な始まりとされてきました。光が戻り、一年が再び動き出す瞬間として。

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出典

  • Robert Hand, Planets in Transit, 1976
  • Liz Greene, The Astrology of Fate, 1984
  • Stephen Arroyo, Astrology, Psychology and the Four Elements, 1975