デカン
デカンとは、三十度を持つ黄道十二星座の中の十度ごとの区分です。したがって各星座は三つのデカンに分かれ、占星術は伝統的にそれぞれに色調を与える支配星を割り当てます。この区分は古代エジプトに由来し、各デカンが一つの星座に対応していました。惑星の正確な位置に応じて、より繊細な読み解きを可能にします。
一つの星座の中の三つの陰影
デカンを、同じ家の中の三つの部屋だと考えてみてください。獅子座の始まりにある太陽は、獅子座の終わりにある太陽とまったく同じ物語を語るわけではありません。デカンはこの陰影をもたらします。採用する伝統によってその支配星は変わりますが、考え方は変わりません。すでに配置が語っていることを、それが正確にどこに落ちるかを見ることでさらに磨き上げるのです。
エジプトからの遺産
デカンは、古代エジプト人が夜の時間を刻むために昇るのを見つめていた三十六の星に由来します。その記憶はあなたのチャートの中に生き続けています。度数の仕組みの背後には、時を空を見つめることで住みこなすという、とても古い所作が隠れているのです。デカンはあなたのチャートを、この長い観測者たちの系譜へとつなげます。
出典
- , 36 Faces: The History, Astrology and Magic of the Decans (2014)
- , The Houses: Temples of the Sky (1998)